海外公演 ラオス編 2006年12月07日 〜 2006年12月09日
文化庁・シャンティ国際ボランティア会協力の海外公演、2006年はラオス人民共和国です。
日本からラオスの直行便は無いため、タイのバンコクを経由しての乗り込みとなりました。一行は、鏡味仙三郎、柳家とし松、叶家勝二、鏡味仙志郎、翁家和助の協会員5人と、文化庁1人、スタッフ2人の計8人。
人口580万人、右図の通り5ヶ国と国境を接する内陸の国がラオス人民共和国。12月の日本は冬ですが、ラオスは気温30℃前後の真夏日が続きます。ということで、一行は夏の着物を用意して、公演先へと向かうことに。まず最初は首都ビエンチャン市内の小学校から。
ほとんどの小学校にはホールのような施設は無く、電気も通ってないため、
校庭の日陰を利用した屋外公演となりました。
初めて見る日本の芸能を興味津々で見つめる子供たち。
獅子が子供たちの中へ入っていくと、大騒ぎして逃げ惑う姿が印象的でした。
傘で紙風船を回す体験コーナー。
全てが初めてのこと、和傘を持つだけで精一杯ながら、なかなか上手に回せました。
おみごと。
フィナーレは全員で傘と笠の取り分け。
ご覧の通り、子供たちは身を乗り出して見ています。
そして最後は大きな拍手を送ってくれました。
異国で太神楽を披露し、それが伝わった時の嬉しさは何物にも変えがたい瞬間です。
学校を後にする時、子供たちが笑いながら手を振ってくれました。
手には紙風船も見えます。
一行は次の公演先である孤児院へと向かいます。