第3期太神楽研修生定期発表会 2002年02月19日
国立劇場第3期太神楽研修生定期発表会が行われました。
日頃の稽古で培った技をお客様の前で披露する貴重な機会であり、また緊張の極地を味わうという、色々な意味で自分の指標になる発表会です。
今回は第3期生初の発表会。
内容の出来不出来は別として、大変にいい勉強が出来たことと思います。
演目:太神楽「曲撥」「五階茶碗」
開演後の一番最初が太神楽。演目は曲撥と五階茶碗です。
口上は翁家和楽、後見に翁家小楽、鏡味仙三郎
大勢のお客様の前で演じる緊張
五階茶碗「根もと試し」の図
後見も別の意味で緊張しております。
現在習得途中段階にある為、今回は一部の技にとどまりました。
無事(?)太神楽の発表演目を終え、ほっとする研修生
長唄「松の緑」
本業の曲芸発表を終えても安心してはいられません
今回は太神楽の他に、副科の長唄と日本舞踊の発表もあります。
長唄「松の緑」を厳かに演奏している研修生。
日本舞踊「蓬莱」
太神楽では仕草・所作も重要な要素
研修で身につけた舞踊の基礎が今後の舞台で必ず役立ちます」
余話
将来寄席の中で活躍する研修生達の研鑽ぶりを見に来られた落語協会会長(平成14年当時)三遊亭圓歌師匠 終始ご覧になられたようです
まだまだ研修は始まったばかりですが、
これから数々の技芸を習得し、
立派な太神楽師となるべく修行を積み重ねておりますので、 皆様どうぞ太神楽研修生を暖かい目で見守ってくださいませ
※平成16年3月に修業し、4月よりそれぞれ、翁家小花(小楽門下)、鏡味仙花(仙三郎門下)となりました。